朝から何か顔が暗いと思ったら、どうも肌がくすんでいるみたいです。夕方、鏡に映った自分の顔は、「この老け顔は誰？」と思ってしまうほど、歳を感じます。それが年齢サインの現れですね。
顔全体が暗く疲れが見える場合は、それはくすみ肌が原因かもしれませんね。
本来の明るさや透明感のない肌は、不健康で暗い印象を与え、悲しいことに実年齢よりもずっと老けて見えます。
くすみは解消できるのでしょうか？今回は、くすみのメカニズムと対策についてお伝えしていきます。
そろそろエイジングケアのときがきたと思っている方、是非参考にしてください。
湿度の低下や洗顔のしすぎで肌が乾燥していると、肌表面に不要な角質がたまり、キメが乱れたり透明感を失ってくすみの原因になります。外的刺激が肌に入りやすく、バリア機能が低いのも特徴です。
肌がグレーがかった色に見えたり、白く粉をふいたようになったり、毛穴が目立っている場合は乾燥によるくすみと考えられます。
紫外線や摩擦で肌がダメージを受けたときに、肌は自ら守るためにメラニンを生成します。メラニンの排出がうまくいかない場合、肌色に変化がおき目に見えるくすみとなって残ります。メラニンは茶褐色をしているため、日焼けのような薄い褐色のくすみが起きた場合はメラニンによるものと考えられるでしょう。色素が沈着してくすんで見えるのが特徴です。UVケアを怠っていたり、屋外で過ごすことが多い方など注意が必要です。
疲れ、ストレス、運動不足、冷え性などで血液の流れが滞ると、肌に充分な栄養がいかなくなるので血行不良によるくすみが出ます。毛細血管が青く目立って顔色が悪い、どんよりした不健康なくすみになります。普段から疲れやすかったり顔がむくみやすかったりする方は、血行不良がくすみの原因かもしれません。冷え性で春夏でも手足が冷たかったり、顔や足がむくみやすい方は注意が必要です。
蓄積した糖質と肌のたんぱく質が結びつくと糖化が起きます。黄褐色のAGEｓと呼ばれる物質に変質し黄色っぽいくすみの原因になります。偏った食生活、糖質の過剰摂取、野菜不足などが重なると糖質過多になり、糖化によるくすみのリスクが上がるので注意が必要です。
加齢、睡眠不足や栄養不足などの生活習慣の乱れや誤ったスキンケアによって、ターンオーバーが遅れると、古い角層細胞が肌の表面にとどまり、透明感が失われてくすみの原因になります。この角層によるくすみは、肌が厚くごわごわしていて、食生活が乱れていたりする方は要注意です。ターンオーバーは、年齢とともに遅くなるため、エイジングケアで対策が必要です。
肌のターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことで、古い細胞が新しい細胞に押されて皮膚の表面まで上がり、最終的に自然に剥がれ落ちて肌が生まれ変わるサイクルのことです。
肌のくすみは保湿や紫外線対策などスキンケアの見直しが大切です。
- コラーゲンなどの保湿成分を含む化粧水を使い、クリームで肌のうるおいに蓋をしましょう。
- 日頃から過剰な紫外線を浴びないように気をつけ、日焼け止めは必ず塗るようにしましょう。
- 指滑りの良いクリームで摩擦の少ないマッサージをすることで、血行が良くなり、くすみが改善する可能性があります。
- 睡眠不足や食生活の偏りなど、日常生活の改善はくすみを解消するにあたって重要です。
くすみにはいくつかの種類がありますので、自分のくすみの特徴を知り、日頃の生活においてそのくすみにあった対策を取れば改善していくことが可能です。明るく透明感のある肌は、若く健康的に見られます。
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