女性の肌の悩みの中で、ニキビやシミやたるみほど上位に入らないといっても、やはり目の下のくまは、実年齢よりも老けて見られたり、疲れた印象を与えてしまったり、あるとないとではガラリと顔の印象が変わってきますよね。
年代別女性の肌の悩みによると、「目の下のくま」は20代と60代の5位にそれぞれランクインされています。見た目重視といわれる世代の20代だけでなく、60代にもまた一層の老け顔になる「目の下のくま」へのケア対策が必須のようです。
「くま」という言葉は、歌舞伎の「隈取」という顔の筋肉や血管を強調した化粧法からきています。
目の下のくまにも色々な種類があることをご存知ですか？今回は、「目の下のくま」の原因と対策についてご紹介します。
目の下が茶色く、くすんで見える
見分け方
- くまの色が茶色っぽい。
- 目の周りの皮膚を優しく引っ張ると、皮膚とともにくまも一緒に動き、色の変化が少ない。
- アトピー性皮膚炎の既往がある。
茶くまをつくってしまう色素沈着の正体はメラニン色素です。目の周りは皮膚が薄いので、目をこするなど皮膚への刺激や紫外線などの外的要因で、少しずつメラニンを発生させてしまうことが大きく関係しているといわれています。
皮膚の下にある静脈の色が見えている青くま
見分け方
- くまが青黒く見える。
- ファンデーションやコンシーラーで隠すことができる。
青くまの原因は、目の疲れや睡眠不足による目元の血行不良です。目元の皮膚は他と比べて薄いため、血流が滞ると皮膚の上からでも青黒く見えてしまいます。
皮膚のたるみの影が黒く見える黒くま。目の下にできた影によるもので肌が黒くなっているわけではありません。
見分け方
- 顔を上に向けて鏡を見るとくまが薄くなる。
- 目の下にふくらみやけへこみがある。
- ファンデーションやコンシーラーで隠すことができない。
黒くまができる原因は、ハリ不足による目元のたるみと目の下の脂肪です。この目の下の脂肪は「眼窩（がんか）脂」と呼ばれています。生まれつき脂肪が目立つ方や、加齢とともに皮膚や筋肉が弱くなり脂肪が前に押し出されることで、ふくらみや影ができて黒くまとなります。
- 目をこするなど刺激を与えてはいけません。刺激によってメラニンが活性化し、色素沈着の原因になっています。
- アイメイクオフや洗顔の時の摩擦を避けましょう。
- 保湿・美白・ＵＶ対策をしっかり行いましょう。
- ビタミンＣを多く含む食べ物を摂取しましょう。ビタミンＣには高い抗酸化作用があるので、ターンオーバー（肌の新陳代謝）の正常化を図り、メラニンの生成を防ぐ働きがあります。
- 睡眠をしっかりとりましょう。
- 目の下をやさしくマッサージして血流をアップさせましょう。
- 入浴や目元を温めるホットパックを使用して血行を改善しましょう。
- スマホやパソコンの長期使用を避けましょう。
- 目の下のたるみや目の周りの筋肉の衰えを解消するために、目元にハリをもたらす美容液で集中ケアをしましょう。
- マッサージによって血行を促すことで、目の周りのむくみが改善されます。美容液を手に取り、目尻を抑え、目尻から目頭に向かって優しく滑らせましょう。目の下の骨に沿って、目頭から目尻まで優しく指で押すのも大変効果的です。
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